HOME > 知っておきたい相続の事 > 相続時の財産評価について
財産には、預貯金や不動産、有価証券、生命保険など、プラスの価値のある財産と、借金などのマイナスの財産とがあります。
原則として、相続財産については「すべて相続するか」「すべて放棄するか」、そのどちらかを決めなければいけません。
その選択をするうえで重要なのが、相続する財産額をしっかりと把握することです。
相続する財産がプラスなのか? それともマイナスなのか? 相続する財産額を把握することで、仮に相続財産合計がマイナスになってしまった場合に「すべて放棄する」選択をすることができます。この場合、もし何も把握しないまま相続をしてしまえば、マイナスの財産を相続してしまうため、不測の事態を招きかねません。
相続が発生して2〜3ヶ月以内には専門家の指導のもと、相続財産額がプラスなのか? マイナスなのかを把握しておくことが大切です。
プラスの財産とは、不動産や金融資産、車や貴金属などの動産、著作物の権利など、相続人にプラスとなる財産のことを言います。
マイナスの財産とは、借金や税金など相続人にマイナスとなる財産のことを言います。
相続するものの中には財産に該当しないものもあります。
法律上では、財産は時価で換算されます。しかし、不動産のように評価方法によって相続税が変動し、相続税の税額が変わるものもあります。そのため、ご自身で算出した相続財産額と、実際の相続財産額が大きく異なることも少なくありません。そのため、相続財産評価には、専門的な知識と判断が必要です。